飲食業の人手不足に終止符。社内で「店長候補」に推薦される人材と、驚異の“定着率”を実現できた理由。

49年前に「竹乃屋」を創業され30年にわたり、様々な国の外国人人材を採用してきた株式会社タケノ様。現在は従業員数も1,600名を超え、常に人材確保と定着が経営課題となる中、M-Vision10が紹介するミャンマー人材の導入を決定。
「驚くほど辞めない」高い定着率と、現場から「次の店長に」と推薦されるほどの質の高い人材確保に成功。その裏側にあるM-Vision10独自の価値について、代表取締役の竹野様にお話を伺いました。
目次
お客様基本情報
- 会社名
- 株式会社タケノ
- 所在地
- 福岡県福岡市博多区
- 業種
- 飲食業(約60店舗展開)
- 代表取締役
- 竹野 孔 様
- 一般社団法人 福岡県料飲業生活衛生組合連合会 会長
- 福岡県飲食業生活衛生同業組合 理事長
- 導入時期
- 2023年5月メンバー決定、2023年10月入国
- 導入内容
- 特定技能人材 32名
長年の経験で分かった、国による“国民性”の違い

M-Vision10を導入される前は、どのような課題がありましたか?
当社はもう30年くらい前から、ずっと外国人の子たちを雇用してきたんです。最初は中国、次はベトナム、そして今はミャンマーやネパールと、時代と共に国も変わってきました。長年見てきて思うのは、やっぱり国ごとの国民性があるということ。その中で、ミャンマーとネパールの子たちは真面目で、人間性が素晴らしいと感じていました。
ただ、外食業界全体の課題としては『定着』ですね。『入社して半年以内で辞めてしまった』なんて話もよく聞きますからね。どうすれば長く働いてくれるのか、というのは常に考えていました。
お店が安定「辞めない」現場の評価が全てを物語る
M-Vision10からミャンマー人材を導入されて、最も大きな変化は何でしたか?
一番は、とにかく『当社の人材は辞めない』こと。これに尽きます。転職が当たり前の業界で、これは本当にすごいことです。

それに、人材の質が本当に高い。現場の店長たちから『次の店長候補にしたい』と名前が挙がるのは、決まってミャンマーの子たち。最初は私が『いやいや、日本人が先だろう』と止めていたくらい(笑)。でも、それくらい現場からの信頼があることは事実です。
もう一つ、予想外の効果もありました。インバウンドのお客様が増える中で、日本人スタッフは誰も英語を話せない。でも、彼ら彼女らは英語が堪能なので、通訳として大活躍してくれています。これは事業にとって大きなプラスです。
飲食店はどこも「人手不足」ですが、飲食業界は「人材不足」でもある。外国から日本に働きに来られる人は、企業にとって「人材」と呼べる人がたくさんいますね。
M-Vision10を選んだ理由:5社比較して分かった「3つの決定的な違い」
数ある紹介会社の中で、M-Vision10を選ばれた決め手は何だったのでしょうか?
実は5社くらいの紹介・支援会社と付き合いがあるんです。その中でM-Vision10さんをメインにしているのには、明確な理由が3つあります。
1つ目は、費用が圧倒的に安いこと。これは経営者として非常に重要です(笑)。
2つ目は、紹介してくれる人材の質。日本語だけではなく英語を話せる子もいる。面接の段階で、しっかり人選してくれているのが伝わってきます。
そして3つ目が、担当のセイシンさん(M-Vision10)のフォローが抜群に良いこと。何かあってもすぐに対応してくれるし、定期的にケアしてくれる。この安心感が他社とは全く違いますね。

「定着」の鍵は、5年後、10年後のキャリアパスを示すこと
今後、M-Vision10に期待することはありますか?
先日、M-Vision10さんから『特定技能2号』の取得をサポートする研修プログラムがあると聞きました。これは素晴らしい取り組みです。なぜなら、これが最強の定着戦略になるからです。
彼らにとって、3年後、5年後にどうなるのかというキャリアパスが見えないことが一番の不安なんです。『2号を取れば、さらに長く働ける。永住権の可能性も出てくる。家族も日本に呼べるかもしれない』。この未来を、採用する時にきっちり提示してあげるべきです。そうすれば、彼らは安心してこの会社で頑張ろうと思ってくれる。絶対に転職なんて考えませんよ。
他社さんは、自分たちの支援料がなくなるから2号取得に消極的だと聞きました(笑)。でも、M-Vision10さんは人材の未来を考えてくれている。その姿勢こそが、最終的に僕ら顧客企業からの信頼に繋がるんだと思います。この取り組みは、ぜひ積極的に進めてほしいですね。

まとめ
竹野社長、いつも温かいご支援と、本質を突くご提言をいただき、誠にありがとうございます。
社長が常におっしゃる「すべてはお客様の笑顔のために」、そして「共に働く仲間の幸福のために」という言葉を胸に、私たちはこれからも単なる『紹介』で終わらない、『定着』そして『未来のリーダー育成』までを視野に入れた、最高のパートナーであり続けたいと考えております。
今後とも、ご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。