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【株式会社康正産業様】 人手不足の突破口に。特定技能ミャンマー人材がもたらした職場の変化と新たな挑戦

鹿児島県で飲食店を複数展開する康正産業株式会社様は、長年にわたり深刻な人手不足に直面されてきました。日本人スタッフの採用は困難を極め、求人広告に費用をかけても成果が得られず、採用活動そのものの継続が難しくなる場面もあったといいます。

そのような状況下で、他社の外国人材紹介サービスの導入も検討しましたが、高額な費用やサポート体制への不安から見送っていました。

しかし、M-Vision10を導入した株式会社タケノ様の実例を知り、実際に店舗を訪問。特定技能ミャンマー人材が活躍する様子を目の当たりにし、導入への関心が高まりました。

最終的な決め手は、他社と比較した際の費用面での優位性、面接を通して感じたミャンマー人材の資質(真面目さ・意欲・学習姿勢)、そして一貫した担当者による丁寧で迅速なサポート体制に対する信頼でした。

お客様基本情報

会社名
康正産業株式会社
所在地
鹿児島県鹿児島市与次郎1-9-7
業種
飲食店・レストランチェーンの経営
ご担当者様名
田端 智樹 様
導入時期
2024 年11月
導入内容
特定技能人材

1.導入前の状況

  • 株式会社康正産業様_店内写真1
  • 株式会社康正産業様_店内写真2

どのような課題を抱えていましたか?

求人を出しても出しても、全然応募が来ないという状態が続いていました。新卒・中途どちらに対してもまったく反応がなく、まったく採用につながりませんでした。

広告費をかけても人が集まらないので、「そもそも費用をかけること自体が無駄なんじゃないか」と思うようになって、結果的に採用に対して動く意欲すら薄れてしまっていたんです。

当然そのしわ寄せは既存の社員にきます。長時間労働が続く中で「我慢して働く」か、「もう我慢できない」と退職するか。人が減ればその分また他の社員に負荷がかかるという繰り返しでした。

以前はどのように人材を確保していましたか?

主に求人広告媒体を使っていました。でも実際は、応募が来ない。来ても続かない。採用手法自体が機能していない状態でした。他の外国人材紹介サービスも話を聞いたことはありましたが、初期費用がかなり高くて、導入には踏み切れませんでした。

M-Vision10を知ったきっかけは何ですか?

福岡の株式会社タケノ様と弊社代表・肥田木の間にご縁があって、先方で特定技能1号の方を採用されていて非常に良い形で活躍しているという話を聞きました。そこで、私と日高で実際にお店に伺って、社長さんや人事部長の方に直接お話を聞きながら、現場の雰囲気も見させてもらいました。

「ここまで実際にやっているところがあるなら、うちでもチャレンジしてみよう」と思えるくらい、前向きな印象を受けました。良い話ばかりだったわけではなく、懸念点も伺いましたが、それを上回るポジティブな要素が多かったです。

他に検討したサービスはありましたか?

コロナ明けからは本当に多くの外国人材紹介会社から電話営業がありました。毎日のように何社も電話がかかってきて、対応するのも一苦労でした。

マイナビさんなどの名前もありましたが、正直、会社の数が多すぎて、どこを選んでいいかわからない。電話で話を聞いても実感が持てないですし、顔が見えない中で信頼を築くのが難しかったです。

なぜ最終的にM-Vision10を選びましたか?

一番の決め手は、他社と比較して費用が圧倒的に安かったことです。比べものにならないほど導入コストが低かったので、「これなら導入してみてもいいかもしれない」と思えたんです。

また、担当者が最初から最後までずっと一貫して対応してくださるという点も大きかったです。他社では途中で担当が変わることもあると聞いていましたが、M-Vision10さんは最初から最後まで一人の方が責任を持って対応してくれる。レスポンスも早くて、すぐに相談できる体制が整っていました。

Chatworkでやり取りができる点も非常に便利で、時間に縛られずにコミュニケーションが取れるという点は、現場を持つ我々にとってとても助かっています。

2.導入後の変化・成果

  • 株式会社康正産業様_スタッフ写真1
  • 株式会社康正産業様_スタッフ写真2
  • 株式会社康正産業様_スタッフ写真3
  • 株式会社康正産業様_スタッフ写真4

M-Vision10導入後、どのような変化がありましたか?

一番大きいのは、店舗の雰囲気が明るくなったことです。20代前後の若いミャンマーの方たちが一生懸命、笑顔で働いてくれて、他の社員にも良い影響を与えてくれています。

常にニコニコしていて、どんな指示にも素直に取り組んでくれる。その姿勢に対して、他の社員からも「こんなこと言ってもらったことないよね」などといった声が出ていて、自然と現場が明るくなっています。

具体的な数字やエピソードはありますか?

例えば、導入後わずか1ヶ月ほどで、魚をさばいたり、お寿司を握ったりといった技術を身につけてくれました。彼らは覚えも早く、丁寧に仕事をしてくれるので、正直、日本人の若い子より吸収が早いように感じる場面もありました。

ある店舗では、店長が「〇〇さんのために」と包丁を新しく購入してくれて、「本人もすごく喜んでます」と写真付きで報告がありました。現場のスタッフが、彼らを本当に仲間として大事にしてくれているのを感じます。

ミャンマー人材の定着率や仕事ぶりはいかがですか?

  • 株式会社康正産業様_スタッフ写真1
  • 株式会社康正産業様_スタッフ写真2

非常に良いと思います。真面目で素直。仕事にも一生懸命取り組んでくれて、既存の日本人スタッフからも高い評価を得ています。お互いを尊重しながら、教え合ったり、協力し合ったりできているので、チームワークも良好です。

費用面では、住宅や家電の準備などで日本人採用よりはコストがかかっていますが、それ以上に効果はあると思っています。

導入までのM-Vision10のサポート体制はいかがでしたか?

本当に助かりました。制度のことも書類のことも何もわからない状態からのスタートでしたが、導入前から入国後のフォローまで、全て丁寧に対応していただきました。

特に助かったのは、Chatworkでやりとりができることです。土日や夜間でもこちらのタイミングで相談できるというのは、ものすごく大きかったです。スピーディーな対応も含めて、全体的に非常に満足しています。

良かった点、苦労した点、その解決方法は何ですか?

良かった点は、人手不足の緩和、店舗の雰囲気改善、そしてM-Vision10のサポート体制です。

一方で、制度理解が不十分な状態でのスタートだったので、「支援機関」という言葉さえ最初はわからないようなところから始まりました。入管に提出する書類や定期届出、経費変更など、初めてのことが多くて苦労しました。

また、地方特有の問題として、外国人OKの物件を探すのにも苦労しました。不動産屋さんや大家さんの理解を得るのが難しい場面もありましたが、M-Vision10さんに相談しながら一つずつ乗り越えてきました。

3.今後について

今後の事業展開について教えてください。

まずは既存店舗の体制を安定させていくことが最優先です。定休日の解消、社員の労働時間の適正化など、店舗運営を「当たり前に回せる状態」に整えていきたいと考えています。

その先には新規出店や業態転換も視野に入れていますが、それには社内の教育体制や指導体制の整備が必要です。特定技能2号への移行も見据え、試験対策や学習環境のサポートについても検討しているところです。

M-Vision10を他社におすすめできますか?

はい、すでに人事担当者同士の交流会で、実例としてM-Vision10さんとの取り組みを紹介させていただきました。他業種の方からも関心を持っていただいていて、実際に紹介した企業もあります。

「高卒も大卒も、中途も採用できない」と悩んでいる会社は多いので、そういう企業にはぜひ一度、話を聞いてもらいたいです。

M-Vision10への期待や要望があれば教えてください。

今のところ、サポート体制には本当に満足しています。要望というよりは感謝の気持ちが大きいです。

これからについては、弊社の事業展開に合わせて、さらにミャンマーの優秀な人材を紹介していただければありがたいですし、特定技能2号への移行を見据えた教育面でも、引き続き相談させていただきながら、協力し合っていけたらと思っています。

まとめ

深刻な人手不足に直面していた康正産業様は、信頼できるつながりを通じてM-Vision10に出会い、特定技能ミャンマー人材の導入を実現しました。導入の決め手はコスト面だけでなく、人材の資質と、支援体制に対する確かな信頼です。

実際に導入してみて、職場の雰囲気や業務体制に明るい変化が生まれ、社員間の連携も良くなりました。今後も、M-Vision10との協働を通じて、さらなる発展と持続的な成長を目指されています。

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